小田原じてんしゃ工房 野地サイクルは、さかのぼること90年以上前、1924年に誕生しました。創業当初は「野地サイクル商会」として設立され、神奈川県内ではまだほとんど取り扱いのなかった、バイクの販売・修理を行っていました。もちろん、自転車も。
現在では、バイクやスポーツタイプの自転車は取り扱いしていませんが、電動アシスト自転車やシティサイクル、いわゆる街乗り自転車の販売・修理を行っています。意外とたくさんの人に利用していただいているんですよ。
多くの時間を経て、私たちも、街の様相も大きく変わりました。経営者は4代まで変わり、業態も少しずつ変化しています。しかし、現店舗の至るところには、まだ創業当時の面影も残っています。
店舗以外にも、変わらないものがあります。
それは「挑戦」という理念です。
インターネットも何もない時代、その後のブームも予想できなかった創業時、創業者の野地考助(こうすけ)が持った思い。
誰もやっていないことでも、例え成功が保証されていなくても、果敢に「挑戦」するという、当時のベンチャー魂は、現在にも引き継がれています。
私達が届けたいのは、街の自転車屋としての役割でも、通り一遍なサービスでもありません。
仕事を通じて、誰かの楽しい思いに協力したい、大変だと思っていたことを軽減したい、そして、仕事にかかわる人間、みんなで満足できるようになりたい。
そのために、私たちのできうる技術を駆使して販売や修理をし、情報を編集し、発信していくことこそが、この実現のために必要なことだと思っています。
自転車は、エコにつながるとか、健康にいいとか、さまざまな影響について語られていますが、私達の考える自転車とは、皆さんの生活に最も身近な、移動手段であるということを指します。
あまり難しく考えず、シンプルに、歩きよりも早く移動したい、重いものを楽に運びたい、車は買えないけど、自転車なら・・・。そんな気軽さで、当店を利用してください。
皆さんのご来店、お待ちしております。
店主